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【429】3回忌に思う [エンタメ]

某発泡酒のCM。「8時だヨ!全員集合」の音楽に乗せて、ドリフターズっぽい5人が出てくる。「オーフ!」と手を上げた男性を見て、ハッと思った。そうだ、これを書かなければ…。

2年前の3月20日。外出先から帰る途中、ケータイのニュースサイトを見ていた。ある文字を見た私は、ウキウキ気分が吹っ飛んでしまった。

「いかりや長介さん死去」

毎週土曜日の「全員集合」、ほぼ月1回でオンエアされる「ドリフ大爆笑」が楽しみで仕方がなかった。リーダーだったいかりやさんは、偉そうであまり好きにはなれなかったけど、みんながみんな暴走していたらドリフじゃなかったし、時々流れるドリフのコントを見ると、21世紀になった今でも面白い。それくらい抱腹絶倒だった。

戦後45周年(?)を記念してのドラマを見た。国民学校時代、先生に厳しくされたことをずっと忘れず、いつか一言物申したい、と考えていた初老の主人公…初めて「俳優・いかりや長介」を見た瞬間だった。そこには「おいーーっす!」と声を張り上げるリーダーの姿はなかった。そんな昔のことなんか忘れてしまえばいいのに「いや、私は何が何でも先生を突き止めて話をしたいんだ!」と頑固になるところが滑稽で、「長さんもすっかり俳優さんだね」と家族でその名演ぶりに驚いた。結局その先生は認知症になってしまい、話しても意味のないものになってしまったが。(笑)

「正しいことをしたけりゃ、偉くなれ」
「俺たち下っ端はな、あんたが大理石の階段を昇ってる間、地べた這いずり回ってんだ」
俳優としてのいかりやさんを語る上では、「踊る大捜査線」を抜きにしては語れないだろう。1997年放送のテレビドラマでは、定年間近の刑事・和久平八郎を演じ、しょっちゅう暴走する脱サラ刑事・青島俊作(織田裕二さん)との名コンビが好評を博した。これこそ脇役、と言わせるほどの圧倒的な存在感が彼にはあった。

ドリフを見て育ち、「踊る大捜査線」を何度も見た私にとっては、いかりやさんの死は、たとえ葬儀の映像を見ても信じられないものであったし、「踊る」のサイドストーリー(「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」)を見ていたら、「よっ」と和久さんが出てくるのではないか、という錯覚にもとらわれた。

「和久さんも心配しています」湾岸署の袴田課長が拘置されている室井にこう語りかけているシーン。「俺たち4人でドリフやっていくよ」いかりやさんの葬儀で加藤茶さんが読んだ弔辞。「生のコントをやりたい」10年来の夢を叶えて旗揚げ公演をやった志村けんさん。そして、冒頭で触れたあのCM…いかりやさんが残していったいろいろなスピリットは、今もこうして息づいている。


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